過去の鍵


最近、前の作品、
と言っても一年以内だけど、
昔の作品を見直す事がある。

いつもだけど、
時間が経ってから
書いた脚本を見直したり
映像を見直して
少し驚いたりする。

大体、書いたり作ったりする時は
一つの事しか見てないし
見えていないから
時間が経つと
私が書いたもの、
私が作ったもの、
と言う実感がどんどん無くなるのです。
勿論作っていた時の
想いとか記憶とかはあるんですがね。

一人でやっている時は特に
勿論一人しかいないもので、
一人で作っているものだから
余計に中の気持ちだけ、
の景色しかないのです。
勿論ビジョンはありますが。

だから、なんだか不思議な感覚。

その時のやりたかったこと、
その時に伝えたかったこと、
具現化したかったこと、
それが詰まったものが作品。
しれないです。

それが、若い、
学生とかの時とは変わって、
作りたい気持ちが強くて
強くて強くて、
溢れたものがこれ。
なのかもしれない。

一つとして、
やらなきゃよかった。って
心の底から思うものはない。

反省や後悔は沢山あったとしても。


今、分岐点になった作品を見ている。

あれから何が変わったのか
変わってしまったのか
変われなかったのか、

どうして
こうなったのか。

どうして
こうなれたのか
なってしまったのか。

どうして
ここにいるのか
ここにいられるのか。

何が違うのか、

何も違わないのか、


無意識の潜在意識。は
きっと今の私の
一つの鍵になるような気がして。




辛かったけど、
沢山のごめんなさい
ばかりだったけど



楽しかったな。


きっと。




0 コメント:

 
>