自分の芝居をDVDなり
動画なりで見返す事が
時々、ある。

それは成長してるのか、とか
技術が少しでも進歩してるのか、とか
反省や駄目出し、ではなく
ただ、見る。時がある。

それは、きっと、
舞台の上では命を動かしているから
心臓が動いているから、

私はまだ生きているか、
そんな生存確認の様に
ただ自分の芝居や表現を見る。

そして少し安心をするのだ。
自分が生きているのを確認して。

周りの人間は生きている事を
認識して毎日を過ごせているのだろうか
認識せずとも当たり前なんだろうか

私はただ一瞬で過ぎ去ってしまう
板の上で生きている私を
また視覚から取り入れて
初めてまた認識をして
生きている事を確認する。




初日終演。


ツイッターではきっと文字数が足りないので、
今の想いを、燃え尽きる前に
個人的な想いを書き殴ろうと思います。

ツイッターでもつぶやいたけど、
挑戦、だった。
私の大きな分岐点。
人生の判断を、これから生きていく世界を、
今年中に絞り込もうと決めていた。
再確認をしたら来年から
降りる覚悟もあった。
だから仕事も新しく、
降りた場合の違う道を作るために始めた。

もうそろそろ潮時かな、って思ってた。
きっと再始動もないのかもしれない。
って思ってた。

だけど、舞台は、
小劇場は。

痛いくらいこの空間が心底好きなんだと、
生きてるんだと、痛感した。
痛感した途端世界が変わった。

公演中の待機の時間、
楽屋に帰りたくなかった。
作品の側に居たかった。
だからずっと裏で隠れて世界の中にいる。

今日、裏で何回泣いただろう。
なんで、
こんなに感情を揺さぶられるんだろう。
心を鷲掴みされているんだろう。
片時も板から離れたくないと思うんだろう。
身体は疲れている筈なのに、
幸せで溢れてるんだろう。

それは間違いなく、大切な仲間がいるから。
一つの作品に掛ける想いがひしひしと
伝わってくるから。

全力で生きている。

きらきらと輝いてる。

私もその歯車になりたくて
板の上に立つ。

短い間に目から鱗が出るくらい、
沢山勉強になる事があった。

作品が大好きだ。
仲間が大好きだ。
空間が大好きだ。

大好きな世界で、
私は明日も生きます。

悔いのないよう、全てを掛けて。

ありがとう。
繋がりが繋がってまた繋がって。
私は、助けられて支えられて
大切な大好きな場所にいられる。

感謝の気持ち全てを、
板の上でちゃんと返したい。








さよなら、ありがとう。



沢山の人と出逢った。
沢山の人とさよなら、
またいつか、をした。
その間の時間が、
多分この一年弱で
沢山旅をしたからもあるのか
私の考えを180度変えてくれた。

変わってないのかもしれない。
変われてないのかもしれない。

だけど、
きっとこれからの人生の生き方を
本気で考えているのは生まれて初めてだろう。
今までは猪突猛進や流されていたりした。

今になって考える様になったのは、
このタイミングで大きな
さよならが、いつかまたね、が
いくつか重なったから。

今まで私はどれだけの人達が
側にいてくれて、
私は幸せな人生を歩んできた事を
気付いた。

だから、認めよう。と思った。


ずっと、

誰かの笑顔になりたくて
だれかの幸せになりたくて
だれかの特別になりたくて
だれかの支えになりたくて
だれかに覚えていてほしくて
だれかの記憶に残っていてほしくて
だれかに認めてほしくて
だれかに褒めてほしくて
だれかに必要としてほしくて
だれかに、許してほしくて

だけど、もう本当はそんな事、
どうでもいい。

自分欲にまみれて、
人に縋り付くのも
作品に縋り付くのも
団体に縋り付くのも

もう、やめた。
もう、おわり。

ずっとなにかに縋っていた事に気付いて。
気付いたら、それがなんだか
うっとおしくなって、
馬鹿馬鹿しくなって、
邪魔くさくなって。

そんな思考に縛られるのは
もう無駄だと思って。

私の中でなにかが、
すとん、と終わりました。
今までの人生とさよならだなって
呆然と思います。

今やっと、生まれた、
そんな感覚です。

これからは一人で、自分で、
立って歩いていきます。

一人でも独りじゃない事は
もう強く記憶に残っているから。

ありがとう。
沢山、ありがとう。
感謝の気持ちは絶えない。

出逢ってくれて、
沢山の時間を過ごせて、
思い出は沢山。

それを大切に見守って。


はじめまして、の人生。

何があるか分からないけど、
楽しんで生きていきたい。
今は、ただそれだけを想う。

幸せでした。
ありがとう。

頑張ります。




100点とMAXと。


なんでこんなに舞台が好きなんだろう。
ってふと思う。

好き、の域じゃないんだけど。
なんかね、もうね。
生きていく意味、というか

なにがあっても
本番までのスケジュールが
余命までのスケジュール、みたいな。

立つ予定がある間は
きっとなんだかんだ言って
ちゃんと生きてるものな。

他に向かっていくもの、なんて
本当はなんにもなくて。

一度、全てが停止したとき、
さすがに
生きてられないんじゃないか
ってなったのを覚えてる。

それを、余命を繋いだのは、
間違いなく
西居美雪の240日
の存在でした。

あの空間でした。

そんな事を考えながら
週末舞台の仕込みを終えまして、
明日本番です。

また私は
まだ私は板の上に立たせて頂いている。

感謝の気持ちしかないです。

色々あるけど、
色々あっても、
板の上では楽しむ。

最近知った名言、

「100点ができなくてもMAXはできるやろ。」

100点を目指すのは当たり前。
だけど、MAXやらないと。
自分は納得しないだろうから。

今自分にできる
最高のパフォーマンスを。

さて、明日も顔晴りましょう。









頭の中のノートの中の。


久しぶりに更新します。

生きています。

此処を見返すと3月1日以降、
此処の時間は止まっていました。

何回もいくつも、
書くことは沢山あったけれど、
何故か此処に書けなくなっていました。


最近の私は、またツアーでお世話になり、
毎週末には飛行機や新幹線で
全国の劇場に立たせて頂いています。

毎週毎週、色んな事があって
悔しいことも、悲しいことも、
寂しいことも、嬉しいことも。

喜怒哀楽、なんて四つに分けられない
様々な感情を持て余すくらい
入り乱れて、
今自分がどんな感情なのか
分からなくなるくらい、
色んな事が忙しなく、忙しいです。

此処に書けなかった、のに
どうして今書いているのか。
それはきっと今日みたもので、
またこっちに戻りたいと、
やりたい事があると再認識したから。

今日は去年一年間ずっと、
大切な時間だった
毎月第二火曜日の日、
祭!、に行ってきました。

1年前に7月の第二火曜に観た
大好きなあの作品が再演という事で
行かない、という考えはなくて。

行ってみたら
それだけでなくて。

初めて投票ボックスの前で
悩んで中々入れる事ができなくなった。

こう言う使い方するのか、って感動したし、
これが見たかった、って嬉しくなったし、

ああ、これがやりたいから
私は次の本の骨組みを組み立ててるんだ。
って、
だから、私は9月に終わらせて、
そこから
12月に向かうんだ。
って。


6/29に更新しようとして
出来ていなかった言葉。

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2016.6.29.
今日はバイト終わりに
るんちゃんのLIVEに行ってきました。
プラネタリウムがテーマで
客席まで、会場中が星空でした。
暗すぎて客席が見えない位。
舞台照明もなく、
プラネタリウムが投影されている中、
様々なアーティストさんが
様々な世界観を表現してらした。


終演後、るんちゃんからある人を紹介してもらった。
その人は私を知った途端、
トビー、って呼んだ。
その名前を何度も呼んで、
会えた事を喜んでくれた。
今日来て本当に良かった。
トビーに会えるなんて思っていなかった。って。
はい?ってなった。
何故か泣きそうになった。
意味が分からなかった。
だって
そんな名前、忘れられてると思っていた。
TMPだって、
辞めたんじゃないの?って言われる事だってあった。
TrouBleMaker*peopleは、
もうこの世界では息をしていなかった。


役者を始めてからいつもどの舞台でも
千秋楽が近づくと思う、
後何回この名前を呼んで貰えるだろう。
後何回この子で生きられるだろう。
後何回この景色が見れるだろう。

だから、
終わったのだから
もう、あの子で生きられる事はない。
もう、あの景色は見られない。
もう、あの名前で呼んで貰う事はない。

なのに、
1年3ヶ月と14日経った今日、
トビー、って。
あの子の名前で呼ばれた。

その呼び名で、

次はいつやるの?

と聞かれた。
びっくりした。
希望する未来の話をしたら

待ち遠しい、楽しみにしてる。
絶対やってね、待ってるから!

何を言われてるのか、
受け取れきれなかった。

そんな言葉、絶対誰にも言われる筈ない、
言って貰える権利もない。って
あれからずっと思い続けていたから。

次だって、
TrouBleMaker*people TROUBRE3
やりたい、なんて、
本当の本当の本心は、
正直な所は
作品名だって、あらすじだって、
出演して頂きたい役者さんだって、
力を貸して頂きたいスタッフさんだって、
私の中では、もう、決まってる。

台本だって、
ノートに何冊も欠片を残している。

まだ、やらないのは、出来ないのは、
勿論、金銭面の事はある。
だけど、今微量でも動いている金銭面が
解決してしまうと、怖い、と思う私もいる。

解決したら、終わる。
終わったら、始まる。
始まらなかったら、
きっと私は道を見失う。

だけど、
始めてしまうのは、
始動するのは、
怖い。

自信がない。

旗揚げの時は自信がない、とかの域じゃなかった癖に。

今になって、怖いんだ。

TMPが終演してから
色んな事があって、
色んな事を見て、
色んな事を知って。
知りたくない事も
見たくない事も
聞きたくない事も。

一部のほんの、
少しだけかもしれないけど
世界を、世間を、社会を、知って。

やりたい夢や目標、は
いつしか
背中を押す恐怖、になった。

怖くて、恐怖で。

TMPを忘れてくれ、
西居美雪を忘れてくれ、
そんな事を思ったりもした。
関わって頂いた方々には
酷く失礼な話だけど。

だから、
今日あった事は、
泣きたいくらい嬉しいし、
すごく有難いけれど、

辛くもある。

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これを更新しようとした。
だけど、あの時は出来なかった。
今だって
なんだか、どうしてか
更新するのが怖い。

それはきっと、
Twitterや表と、大幅なズレがあるから。

いつしか近況報告の場の
Twitterのアカウントには
当たり障りない事しか書かなくなった。

書けなくなった。

Bisu.や、
Libera.の作品を知ってる人は
想像つくかもしれない
そんな状態でギリギリでやっている。
本当、は。

5年位前から
毎年夏になったら起こる
歩行不調もそろそろ、
ちらちらと前兆が来てるのも分かってる。
原因も、もう、分かっている。
だから、対策もとることができている。

頭を使って、色んなものを使って、
それでもまだ歩く。

強がる訳ではなく、
私はまだ歩く。

今日感じた、空間のあの世界を
私はやりたい、と強く思っていたから、
ツアーだってここまできた。
全部で3つの掛け持ちの仕事も
まだ続けられているし、
来週にはまた
もう1つ掛け持ちの仕事を増やす為に
面接に行く。

全ては、
ノートの中の
頭の中の
目を閉じた中の
その世界を作りたいから。

もう一度作りたいから。
もう一度初めから生き直したいから。

そんな事無理な事なんだけど。


やっぱり、
やっぱり、私は馬鹿なままみたいです。

2016.7.12  23:22






新しい風

色々ありまして、
環境とか心境の変化とか。
此処を全然更新してませんでした。

生きてます。
最近は自分では分からないけれど
家族とか先生とかに
顔色や表情や発言の傾向がよくなってきた、と
言われるようになりました。

元気、に生きているんだと
少しずつでも思います。

根本は変われてなくても
落ち着いて良い傾向にあります。




今、今週本番の、
ツアーとは別の
劇団仕事を頂いたので
作業をしていたけれど
少し息抜きがてらに
ChouChouのsnow dropの
新バージョンを聴いていて。
思った事を。

この曲は私にとって思い出深い曲で、
この曲はsnow dropとtear drop、と
同じメロディー、同じ歌詞で
アレンジが違う事によって
全く印象が異なる面白い曲で。

私には
snow dropは光、解放、
tear dropは闇、拘束、
と正反対の印象で感じていて。

情景が浮かびやすいからか
Bisuの作品に
大きく関係していました。

TMPのMoNoKuRoでは
snow dropはピュールが解放される時
tear dropは彩が昏睡状態になる時
二つとも大切なキーになる場面で
二つともサンティマンのジャグリングのシーンでした。
大好きなシーンでした。

そして、snow dropは
MoNoKuRoの前に参加させて頂いた、
祭でLiberaの初めての作品、
「無題1」での解放シーンでした。
この曲の時には
光と青空と広い原っぱが広がって
大切な思い出達の存在に気付くシーンでした。

そんな思い出があるsnow dropの
新バージョンを聴いて、
このバージョンは軌跡、繋がり、過去。
そんなイメージを持ちました。
後、同時に、
暖かさ、暖かった場所。
そんな事を思いました。

色んな事があったな、と
振り返ってみて。

懐かしい感覚をまた感じて。

今立たされている、
今自分が立っている道を見て。

此処4ヶ月、ジャンルは違えど
商業演劇でのお仕事を貰って、
ツアーに出演させて頂いて。

最近は仕事としての事や
それに関しての人間関係を知ったり、
初心や根本的に役者として
出来ていなかった事や
作り方に気が付いたり。
勉強をさせて頂いてるなと感じます。

去年は祭にレギュラー出演をして、
作る事や演出や表現や
作品の傾向やお客さんの反応や
言いだしたらキリがない位
沢山の事を知る事ができました。

去年の年末はきっと
中身や経験を振り返る間もなく
今年が始まってたんだと
今になったら思います。

きっとあの時は振り返るのさえ
怖かった。
終わってしまった事を
認識するのも怖かった。
次に進むのも怖かった。

だけど、回り道をしたかもしれなくても
巡り巡ってきて
また、此処に居る。

そして今度は前に進みたい。
ずっと求め続けていた
あの景色をもう一度、
ではなく、
もっと、もっと、根底の、

私がやりたい事、を。

この道しか知らない、のではなく、
この道を、選んだのだから。

楽しまないと、なんの意味もないじゃないか。
面白いこと、やりたい。

いつまでたっても子供で
夢を追い続けている子供で

追いつけない。
そんなことは分かってる。
そもそも何と比べて追いつけないなんて
思っていたんだろう。
比べてどうする。

比べて、自分を卑下して、
自分を含めて誰がそんな所を
見たいなんて思うものか。

やらないで後悔するくらいなら
やって後悔する。

年度末にして
今年は心身共に健康で
やっと初めて健康になれる様な
そんな気がしている。

きっと根本変わらずの
こんな人間だけども。
それでも内面、
新しい風が吹き始めている。

色んな事、認めて、
歩き始めたい。

なにか。


表が出来たら裏ができる。
裏だと思っていたものが
気づけば表になって
怖くなって
裏の裏の裏を作る。

そうやってどんどん奥に行って。

誰もいないところにいって。
やっと息ができる。
そんな今。

誰もいないところは自由。
自由だけど寂しいから
誰も知らないところで生きる。
誰も知らないところで存在する。

誰か知ってくれなんて
その手段も滑稽で。

あの時が今の元凶だったなら
それを解決しなければ
元に戻れないとすれば
どうしたらいいと言うんだろう。

必死に、生存、だけ、をしている。

中身はすっぽり抜けたまま。

中身を思い出さなければならないとしたら
失ったものを
欠落したものをどうやって
取り戻せばいいんだろう。

前に戻りたいから。
元に戻りたいから。

なにかを進めなければならない。

その何かは分からない。





新年。


さて、明けましたね。

まだ夜は明けてないですが。


ツアーが終わり、
年末年始ぐーたらしていた私ですが、
今日から仕事初めです。

しかし今日は初現場です。
ちょいとまず集合場所自体が
最寄りから2時間かかりますが、
向かっております。

早起き、5時頃に起きると
ツアーの時の感覚でした。

今になるとなんだか
ツアー生活が恋しくなります。
時間的スケジュールががっちり決まっていたので。

予定ががっつり分かっていると
分単位で分かっていると
動きやすくて楽なのです。

まあ初現場という事で緊張はしていますが、
何をしたらいいのか
口頭と少しの経験と、
仕事面で信用しきっている姉さんが
ツアーもやったし、
全然平気だよと言う言葉をくれて
なんとか平常心を保てています。

しかし仕事場所が開店したばかりの
話題の複合施設。
人多いんだろうな。

とにかく、
できる事を精一杯頑張ってきます。





 
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