好きの感情

好きな人がいました。
いつでもいました。

恋愛感情とかでなく、
私の人生にはいつも、
好きな人がいました。

憧れ、に近い存在でした。

演劇を初めてから、
舞台に関わる様になってから、
余計に
それははっきりとしました。

そして、
好きな気持ちを
そのまま伝えてしまう私は、
何度も相手に不快を与えてきました。

この年齢になって、
今になって、
それがどれだけ、
相手にとって負担だったのか、
とか

少しでも、
気付く事があって。

それでも、
離れても、
相手に対して、
凄いなって、
前とは全然ちがう、
遠い距離から思って。

今自分の現状と比べて
悔しくなったり。

どうしたら、
私は私で居られるんだろうとか、
どうしたら、
私を表現出来るんだろうかと
考えたりしたりして。

今の私には、
この240日しかない。

この240日があってくれる。

だから、
だからこそ、
可能性は限界なんかなくて、
生きることしか出来ないのだから。

いま聞こえているこの声は
私がずっと
たどり着きたかった場所。

だけど、もう。

そうじゃないんだと。

好きでも、
そうじゃないんだと。

私は私で生きるために。

負けない。
絶対負けてやるものか。

誰にでもなく、
自分にでもなく。

負けてやるものか。

そんな事を
薬が効いてきた
意識朦朧の頭で、
考えるわけです。

台本読んで、寝よう。

おやすみなさい。


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