記憶の記録

昔から
気付いた時から
きっと物心ついた時から
音楽に、
音に合わせて
歌詞を受けて
体を動かすことがあった。
自分でそれはなんなのか
分からなかったし、
知らなかった。

小学生の頃から
俗にいうポエムなんだか
恥ずかしい様な言葉の集まりを
書くようになった。
中学の授業の時間には
物語を書いていた。
高校に上がる頃には
書いた言葉の集まりは10冊をとうに超えていた。

そんなことを
ずっとしていた。

それが誰とも関わらずに
一番楽しめる趣味だった。



いつの間にか、
そんなこと達がいつの間にか、
私を生かす方法となっていたことに
今になって気付いた。

小学生一年の時
大好きな先生に
赤毛のアンみたいな性格をしているね。
そう言われた。
意味は分からなくて
母親に聞いてみると
天真爛漫で空想で生きている様な子供だったらしい。

空に居るくじら、イルカ、見えませんか?
私は今でも見えます。

交通のポールの影が
焼き鳥のつくねに見えませんか?

傘をさしている時
傘の色と音で
傘がシチューを煮込んでいる鍋に
見えませんか?

雨の音が沢山の拍手の音に聞こえませんか?

書いた文字の表情が見えませんか?

私は言葉を残す事がすきです。

ノートに残す事も
ブログに残す事も

書くことがすきです。

だからこうやって
何でもない事も
書いてみたりします。

最近、いつの間にか、
私は私の人物像を忘れてしまいました。

どんな人間だったか、
何が好きだったか、
どんな顔をしていたか、
どんな声をしていたか、
どんな性格をしていたか。

記憶がすっぽり抜けてしまったみたいに
分からなくなりました。

今捜索中です。

誰か見つけたら教えてほしいくらいです。

きっと、頭おかしいって
思われるんだろうけど、
そんな
今唯一分かる事は
そんなことだけ、です。

見つける為に少しの努力。

そして、忘れない為に
分かるところに
記憶を託して残しておきます。

数時間したら、
きっとこうやって書いていることさえ
忘れるでしょうから。

記録、を此処に。

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